デリケートゾーンの黒ずみを解消するには!【実践編】

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2017/02/06

キツすぎるデリケートゾーンの痒みやニオイは性病が原因かも!

女性が一度は頭を悩ませたことがある、かゆみやニオイといったデリケートゾーン(陰部)トラブル

日頃、デリケートゾーンの洗い方に気を付けていたり、かゆみ止めを使ったり、またニオイが落ち着くといわれる石鹸などを使っているという少なくありません。

一生懸命ケアをしても一向に良くなる兆しが見えないという方、もしかしたらそれ、性病が原因かもしれませんよ!

学生の頃、保健体育で性病について習ったことがあると思いますが、実際忘れてしまい、性病だと疑いもしない方もいらっしゃいます。

しかし、近年では、インターネットが普及したことにより、インターネットのサイトを介して性交渉相手を探したり、それにより性交渉のパートナー数が増加したりするなど、昔に比べて性病・性感染症が拡大していると言われています。

特に地方都市よりも、大都市を中心として感染が拡大しているそうです。

もちろん、仮に自分が1人の人としか性交渉をしたことがなかったとしても、そのパートナーが過去に付き合ってきた人から病気を移されていたら、自分にも性感染症が移ってしまうということは十分に考えられます。

なので、私は性病ではないから大丈夫!と検査もせず、変な自信を持ってしまうことが、感染拡大にも加担する要因になってしまうのです。

だからこそ、性病の症状がどういうものなのか知っておくとデリケートゾーンのかゆみやニオイといったトラブルが発生した時に役立つのですよ♪

そこで今回は、ケアをしても取れないニオイやかゆみのトラブルを引き起こす性病について書かせていただきました!

何をしてもニオイが取れない場合は…

最近ではスメルハラスメントという言葉がでるくらい、世間はニオイに関して敏感に反応してきます。

もちろんそれは、デリケートゾーンのニオイも例外ではありません。実際に脇からでる悪臭を“わきが”と呼ぶのと同様に、デリケートゾーンから出る悪臭に対して“すそわきが”という名称がつけられているくらいですからね!

実際に、男性に女性のデリケートゾーンのニオイ問題について聞いてみると、女の子のデリケートゾーンのニオイがきつすぎて、吐きそうになる時があるという声もチラホラ…。

そんな辛い思いを大好きな彼にさせてしまうのは避けたいものですよね。最悪、そこでお付き合いが終了してしまうケースもあるのだとか。

だからこそ、相手にも悪影響を与えないよう、ニオイは特に気を付けたいですよね。

そこで気をつけたい、悪臭を放ってしまう性病はというと…

 

◆トリコモナス膣炎

トリコモナス膣炎は、カンジダ膣炎やクラミジアといった有名どころと比べて知名度は劣りますが、性感染症の1つです。 膣トリコモナス原虫という寄生虫に感染することで起こる膣炎で、オーラルセックスやコンドームなどを使わない、直接的な接触で感染してしまう性感染症です。

しかし、水さえあれば少しの期間生き残れてしまうため、タオルやトイレといった共有物での感染も認められています。

トリコモナス原虫が好むエサのグリコーゲンが、膣特有の自浄作用に含まれているため、膣表面がトリコモナス原虫にとっては居心地の良い場所になってしまうのです。

トリコモナス原虫により膣内バランスが崩れ、炎症が起こることで雑菌が繁殖、悪臭が強く出てきます。

次第にかゆみや、黄色みの帯びたおりものが増え始め、泡状となって出てくるため見分けは付きやすいかもしれません。

悪化してしまうと尿道炎や膀胱炎、妊娠中の方なら早産の原因にもなってしまうため、異変や兆候に気付いたら早めに治療するのが一番です。

 

◆淋菌感染症

粘膜の接触があるだけで感染してしまう淋菌感染症は性生活が活発な人であればだれにでもかかり得る可能性がある性感染症です。

やはり、性が活発な若者に感染者が多く見られます。 男性の場合は、感染後2~5日程で症状が出てしまうこともありますが、女性の場合は普段の生活でも起こり得る症状が出るため感染していることに気付かないことも多い病気です。

症状としては、排尿時の痛みや、下腹部の痛みなどが出てきますが、異変に気付く症状のパターンとしては、おりものの変色(黄色や黄緑)や酷い悪臭があります。

悪臭も彼から指摘されて気づくなどの場合は、症状が思っている以上に進行してしまっている場合も多く、卵管炎や子宮外妊娠、不妊症を引き起こす原因にもなってしまいます。

何をしてもかゆみが治まらない場合は…

女性なら誰しも1度や2度、ムズムズとしたデリケートゾーンのかゆみを感じるものです。

それは女性特有で、デリケートゾーンが蒸れやすく、特に生理の時はかゆさを感じやすくなるでしょう。

しかし、我慢が出来ない程かゆいというのは話が変わってきます。

かきすぎると肌が荒れてしまったり、色素沈着による黒ずみが出来てしまったりと見た目にも変化が出てきてしまいます。

また、かけばかくほど悪化するので、かゆみが出てもかかないように我慢をする必要があるでしょう。 ひどいデリケートゾーンのかゆみを感じる場合は、一度病院にて検査をしてみるのが良いでしょう。

 

◆梅毒

医療の進歩により、一時は昔の性病として扱われていましたが、実は最近になってまた感染者数が上がっている性感染症です。

なんと、2011年に比べ、2016年の感染者数は5倍にまで伸びているそうです。どちらかといえば男性に多く見られる感染症ですが、女性の方の感染も広がってきているため油断はできません。

排尿痛やおりものの異常も見られますが、特徴の1つに外陰部や膣のかゆみが挙げられます。

そのほか、脚の付け根にあるリンパ節の腫れや、デリケートゾーンにしこりが出来る場合があります。 腫れやしこりは一定期間が経つと消えてしまい、自然治癒が出来たかと勘違いしますが、その後は悪化するだけなので、異変に気付いたら必ず検査を受けましょう。

梅毒よる死亡ケースは現在ではあまり見られませんが、梅毒にかかるとHIVへの感染リスクも上がってしまうため、検査を受ける際はHIV検査もお忘れなく。

 

◆性器ヘルペス

ヘルペスというと口唇ヘルペスという口周りにできる水疱やブツブツを思い浮かべるかもしれませんが、同じように水疱がデリケートゾーンに出来てしまうのが性器ヘルペスです。

女性の場合、潜伏期間が数日~1週間程度あった後、デリケートゾーン周辺の熱っぽさや痛み、かゆみといった違和感を覚え始めることが多くなります。

おそらく、この頃はムズムズとしたよくある異変だと思い、見過ごしてしまいがちです。

この症状から数日経つとデリケートゾーンの見た目にも変化が表れてきます。

直径2mmほどの小さな水疱がたくさん出来はじめ、トイレットペーパーで拭くのはもちろんのこと、下着の擦れや排泄物が付着しただけでも、肌がしみて、激しく痛みが出てきます。

中には、38度台の高熱が出てしまう場合もあります。 痛みが悪化した場合は歩くことすら困難になり、仕事や遊びにいけないなどの弊害も出てくるそうです。酷い場合には病院で立ち上がれず、入院になってしまうケースあるので、しっかりと早いうちに病院を受診するのがオススメです。

しかし、1度感染してしまうと再発を繰り返しやすいので、体調不良や寝不足で免疫力が低下した時などは注意が必要です。

異変に気付いたら病院へ

  男性に比べ、特に女性の性感染症は妊娠・出産にも大きな影響を与えてしまう要因です。

気づかないうちに感染してしまうこともあることから、日頃からデリケートゾーンの状態をこまめにチェックしておくことが大切かもしれませんね。

異変に気付いたらすぐに婦人科へ行くこともお忘れなく。

最近では自宅に検査キットが送られてきて、医師とも顔を合わせずに性感染症の診断を受けられる制度もあるそうなので、婦人科に行くのが恥ずかしい方は利用してみてはいかがでしょうか。