デリケートゾーンの黒ずみを解消するには!【実践編】

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2017/05/25

レチノインって黒ずみに効くの?デリケートゾーンに使っても大丈夫?

次第に夏が近づいてきて、

『やばい!あと少しで夏なのに黒ずみケアが出来ていない!』

と嘆いている人も多いと思います。しかし、焦っていろいろな商品に手を出してしまうのは新たなトラブルの元になってしまいます。

そういう時に限ってトラブルは起こりやすいのです。。(泣)

それに、ドラッグストアに並べられている黒ずみケア商品を見ても、なんだか全部効きそうな気がして、どれを選んでいいのか困ってしまうのではないでしょうか。

もちろん、いろいろな謳い文句が躍る商品に心惹かれてしまうのはよく分かります。

でも、本当にその商品を使って黒ずみは解消されるのでしょうか?

そんな時に役に立つのが配合されている成分についての知識なんです。

以前、ハイドロキノンについて書かせていただきましたが、実は黒ずみケアに優秀な成分はハイドロキンだけじゃありません!

美白や黒ずみケアについて調べている方であれば一度は目にしたことがあるであろう『レチノイン』という成分。

実際に、黒ずみに悩む沢山の方に愛用されている成分なので効果は折り紙付き!日本だけでなく、世界的に使われている成分です。

でも、自己判断でレチノインをデリケートゾーンの黒ずみに使うのはちょっと待った!!!

本当にレチノインはデリケートゾーンの黒ずみに使ってもいい成分なのでしょうか?!

そこで今回は、黒ずみケアの強い味方である『レチノイン』について調べてみました♪

黒ずみに有効なレチノインって何?

先ほどあげたハイドロキノンという美白成分と同様に、黒ずみケアに有効だと証明されているレチノインという成分

正式名称は、『レチノイン酸』と呼ばれており、ビタミンA誘導体の一種としても知られています。

ビタミンと聞くとなんだか健康に良さそうで、安心感がありますよね♪
体に取り入れても問題ないのでは?とつい思えてきてしまいます。

そんなレチノイン酸は、お肌の生まれ変わりであるターンオーバーの働きを促してくれるため、黒ずみの元となるメラニンを含んだ角質を体外へ排出しやすくなり、黒ずみ解消へと導いてくれるのです。
また、レチノイン酸にはピーリング効果があると言われているため、古い角層を除去して新しい角層へと生まれ変わる手助けをしてくれます。

さらに、黒ずみだけでなく、コラーゲン生成能力をサポートする働きもあるため、お肌のハリを保つためにも用いられている美容成分です。

もしかすると、美容好きの方には『レチノール』というレチノイン酸と似たような名前を聞いたことがあるという方もいるかもしれませんね。

この、レチノイン酸と似た名前の『レチノール』と呼ばれる成分も、レチノイン酸同様にビタミンA誘導体の1種です。

でも、レチノイン酸の配合された化粧品はなかなか店頭では見かけないと思いませんか?店頭にあるのは『レチノール配合』の物ばかり・・・。

実は、レチノイン酸の方がレチノールに比べて効果が数倍も高いため、入手方法は病院のみとなっているからなんです。

どおりで店頭にレチノイン酸配合の化粧品が並んでいないわけですね!

ちなみに、レチノールの強さの目安としては、病院で処方されるレチノイン酸の1/100程度だとも言われています。それくらい、レチノイン酸は非常に強い作用を持った成分なんです。

そのため、黒ずみに効くからと自己判断で使ってしまうと思わぬ結果になってしまうことも…。やはり、しっかりと特性を知らずに使い始めるのは怖いですよね。

レチノイン酸に副作用はあるの?

できるならば副作用が無いと嬉しいところですが、強い作用を持つ成分だけにどうしても副作用が伴ってきてしまいます。

ハイドロキノン同様に、強い効き目のある成分には副作用がつきものなんですね(泣)

レチノイン酸の副作用の中でも、特に恐れられているのが、妊娠中に使用すると催奇形性の可能性が高まると言われている部分です。これは、レチノイン酸から摂取できるビタミンAが奇形を引き起こす可能性が高いと言われているためです。

本来であれば、ビタミンAが欠乏すると発達障害や、奇形を持った子供が生まれやすいと言われています。そのため、同じビタミンAだからとレチノイン酸を使用してしまうのはとても危ないのです。情報を混同して覚えてしまわないように注意が必要してくださいね!

レチノイン酸の使用を考えている方は、妊娠中はもちろんのこと、妊娠予定前も使用を控えるようにしてください。

じゃあ、妊娠なんて予定はないからと油断して大丈夫かと言われればそうではありません。

レチノイン酸の副作用として一般的なのが、お肌の乾燥やかさつき、かゆみや赤み、ヒリつきといったトラブルです。

この症状は一過性なこともあり、過度に心配する必要はありませんが、体質によって1度出てしまったトラブルがなかなか消えないといったこともあるようです。

数日様子を見てみて、症状が改善されない場合はお医者さんに診てもらうのがいいですね。 

レチノイン酸はデリケートゾーンの黒ずみに使えるの?

レチノイン酸は単体使用よりも、ハイドロキノンと2つ併せて使うことで相乗効果が期待できると言われています。

そのため、レチノイン酸を処方してもらおうと皮膚科へ行ってもハイドロキノンとセットで処方されることもあるのです。

しかしながら、ハイドロキノンもレチノイン酸も粘膜部分の多いデリケートゾーンに使うのは注意が必要です。

医師によってはデリケートゾーンに使うことを問題ないとする方もいますが、使用を控えるように言う医師もいらっしゃいます。

なかには、粘膜部分にレチノイン酸が触れてしまうと過剰反応を示してしまう場合があるということで、そもそも処方を許してくれないというパターンもあるのだそうです。

たしかに、粘膜部分に触れないように塗ったとしても下着と擦れてしまえば粘膜に付着してしまう可能性は十分にあります。

お肌にトラブルが起きてしまうと新たな黒ずみの元になってしまうこともあるので自己判断で使うのは絶対にやめてください。

病院によっては、デリケートゾーン用に少し濃度を薄めたものを処方してくださる方もいらっしゃるようなので、使用前はしっかりと医師の指示を仰ぐようにしてくださいね♪

副作用を気にしないナチュラル由来の黒ずみケアクリームが◎

 

重たい副作用があるとは分かっていつつも、つい美容のためならと、リスク承知で効果の高いレチノイン酸に手を出してしまうという気持ちはよく分かります。

でも、綺麗にするはずのお肌が黒ずんでしまったり、余計に汚くなってしまったりしては意味がありません。

もちろん、その分効果はてきめんなんですがね…。

特に、デリケートゾーンは皮膚が薄く、赤みやかぶれといったお肌トラブルの多い場所です。すなわち、強い成分を用いて対処するには向いてない場所と言えるでしょう。

そのため、デリケートゾーンの黒ずみにはナチュラルな自然素材を使ったお肌に優しい成分が好まれるのです。

そもそも、お肌のメカニズムとして紫外線や摩擦といった刺激がなければ黒ずんでしまうことはありません。

メラニンが排出されることがなければ黒ずむことはなく、仮にメラニンが生成されてしまってもお肌のコンディションが整っていれば数か月後にはメラニンが排出されるの肌の色に戻っていきます。

ということは…

レチノイン酸やハイドロキノンといった強力な成分を使わなくても、お肌への刺激や乾燥といった部分に気を付けて生活をしているだけで本来は解消できるものなのです。

副作用が怖いという方は、天然成分やお肌に負担のかからないような美容成分が含まれた黒ずみケア商品を使うのが良いでしょう。