ハイドロキノンって何?!配合成分が分からないと実は怖いことになってしまうかも・・・?
目次
普段、デリケートゾーンの黒ずみに頭を抱え、美白ケアクリームを手に取っているという方も多いと思います。謳い文句につられて、
「効果抜群で黒ずみが解消できそう!」
「なんだかお肌に良さそう!」
と、言われれるがまま商品を購入してしまってはいませんか?
実際に、詳しく中身が分かっていない状態で使用してお肌がかぶれてしまったり、かゆみが出てきてしまったりといったケースもあるのです。
特に、すぐに効果が出るなどと謳われているものは効き目が強かったり、濃度が濃かったりとお肌に優しくない物も多いのです。
しかしながら、パッケージの謳い文句につられて、ついつい手が伸びてしまいますよね。
きちんと中身の成分まで見られるようになれば商品を選ぶ時の参考材料になりますし、お肌に合わなかった時は「この成分は避けよう」といった判断もできるようになります。
特に、これまで特定の化粧品でかぶれやかゆみといったトラブルが出ていた方は注意が要必要!同じ成分が含まれている化粧品を使ってしまうと、またトラブルが出てしまうかもしれませんからね!
そこで今回は、美白クリームに含まれがちな成分についてご紹介させていただきます。
美白クリームといえば『ハイドロキノン』!
ハイドロキノンといえば、言わずとしれた美白成分です。詳しい働きを知らなくとも、なんとなくハイドロキノンは美白に良い成分だと認識している方も多いですよね。
そのため、
「成分名にハイドロキノンと書かれている商品であれば絶対に美白が叶う!」
と信じ込んでいる方も多くいらっしゃいます。
たしかに、ハイドロキノンにはシミや黒ずみの原因となっているメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)そのものを減少させる働きがあると言われています。
黒ずみといえば、1度解消したと思っても、新たな刺激でなんども復活してしまうもの。
特に、毎日刺激が加わる脇やデリケートゾーンでは、美白ケアをしても黒ずみが復活するスピードの方が早かったりもします。
しかし、ハイドロキノンは黒ずみを生成させている親玉のメラノサイトから減少させるので、まさに美白を目指す女子にとっては理想の成分ではないでしょうか。
ハイドロキノンには、美白成分として人気の高いビタミンCやプラセンタエキスの10~100倍の効果があり、美容好きの間では当たり前のアイテムとなっています。
あまりの効果の高さに、別名『お肌の漂白剤』とも呼ばれています。ご存じでしたか?
『お肌の漂白剤』という名前を聞くと、少しドキッとしてしまいますが、一般的な化粧品にも広く使われている成分なので、過度に心配することはありません。
有名どころの化粧品でいくと、オバジのブライトニングナイトセラムやビーグレンといった化粧品が挙げられます。一度は耳にしたことのある名前ですよね!
一般的な化粧品であれば『ハイドロキン2%配合』といった小さな文字が添えられています。
しかし、
『2%なんて低すぎる!黒ずみに効くならもっと高濃度がいい!』
そう思われるかもしれませんね。たしかにその気持ちは分かります!
配合量が少なすぎ?!副作用があるってホント?
『お肌の漂白剤』と言われるくらい強力な美白成分なので、高濃度の方がより美白が叶うのではないかと思われるかもしれませんが、配合量が少ないということは、それだけ高濃度にすると危ないというメッセージが込められています。
というのも、化粧品に含まれているのハイドロキノンは2%程度、それ以上の配合量になってしまうと病院での処方が必要になってしまいます。しかしながら、病院の処方であっても4%程度しか配合されていません。
せっかく病院にまで行くのだから、もっと高濃度の物が欲しいと思われるかもしれませんが、それだけ取扱いに注意が必要な成分なのです。
ハイドロキノンの気になる副作用は?
ハイドロキノンの恐るべき副作用は発ガン性です。動物実験の結果、配合量5%濃度で発ガン性が指摘されているため、ヨーロッパでは発売禁止になっているところもあるのです。
そのため、『配合量が多い=良い商品』というわけではないんですよ!
しかしながら、通販サイトなどを見てみると「ハイドロキノン10%配合!」と謳っている商品もチラホラ見受けられます…。やはり、成分のことを何も知らないと怖いですよね。
きっとここに目を通した方は、そういった商品を今後買わなくなるのではないでしょうか。
もちろん、副作用は発がん性だけではありません。
高濃度のハイドロキノンでは、お肌への刺激が強いため、かぶれや赤みが出てしまう可能性も高くなります。また、高濃度の物を長期間使用していると白斑というお肌が必要以上に白くなってしまう症状も報告されているのです。
さんざん不安を煽ってしまいましたが、ハイドロキノン自体はこれまで多くの人に愛用されてきた成分であり、用法・容量をきちんと守れば、黒ずみで悩む人達の強い味方であることは間違いありません。
最近では、ネットで簡単に高濃度ハイドロキノンが手に入るようになりましたが、自己判断はトラブルの元!
高濃度のハイドロキノンを使う際には、きちんと医師に相談するようにしてくださいね♪
ハイドロキノンはデリケートゾーンの黒ずみに使えるの?
強力な美白成分であれば、より一層、黒ずみが気になるところに使いたいと思うのが一般的な感情だと思います。
おそらく、体の中で一番黒ずみが出やすい場所といえばデリケートゾーン。
夏であれば水着、冬の時期であれば温泉旅行といったタイミングで友達や彼の目が気になるといった意見も聞こえてきます。
やはり、友達や彼に引かれないように、しっかりとデリケートゾーンの黒ずみ対策はしておきたいですよね!
では、この頑固なデリケートゾーンにハイドロキノンを用いて黒ずみケアをしても良いのでしょうか?
答えは、YES!しかし、医師の指導のもと使用するに限ります。
先ほどもお伝えしたように、ハイドロキノンは非常に強力な成分であるため、副作用によるかぶれが出やすいのが欠点です。
デリケートゾーンといえば、角質層が非常に薄く、体の中でも特にお肌の弱い部分になるので、自己判断でハイドロキノンを用いてしまうとお肌がかぶれて、黒ずみが悪化してしまうこともあります。
そのため、一生懸命ケアをしたはずなのに望んでいなかった結果になってしまうことも…。
特に、粘膜部分が近いデリケートゾーンは注意が必要なのです。
粘膜部分は他の部位のお肌に比べて刺激を感じやすいため、VラインやIラインで問題なく使えていても、粘膜部分に使ってみたら痛みが出てきたり、かぶれてしまったりといったトラブルも増えてしまいます。
ハイドロキノンをデリケートゾーンに使うには…。
もちろん、自己判断で使い始めるのは言語道断!きちんとお医者さんへ相談してから使い始めるようにしましょうね♪
ハイドロキノンはその成分だけでもお肌への刺激が少なからずかかってしまいます。そこに、デリケートゾーン特有の下着や衣服の擦れが加わってしまうと黒ずみが悪化してしまうこともあるのです。
そうならないためにも、ハイドロキノンを用いてケアをしている時は、極力摩擦が少なくなるような下着や衣服を身につけてあげる必要があります。
また、ハイドロキノンでケアをしている最中の脱毛処理は控えてあげるのがGood!
特に、カミソリでの除毛処理は必要以上にお肌を傷つけてしまうため注意が必要です。黒ずみをケアしているはずなのに、気づいたら黒ずみが悪化しているなんて最悪ですもんね!
ハイドロキノンは正しく使えば強い味方に♪
知らないと怖い副作用を持つハイドロキノンですが、正しく使えば非常に優れた美白効果があることが証明されています。
世界中には、ハイドロキノンによって念願のお肌を手に入れた方も多くいらっしゃるので、その効果は折り紙付き!
ただし、何度も言いますが、デリケートゾーンに使う場合は医師に診断してもらってからが基本!!
余計なトラブルを招かないためにも、正しく使って黒ずみとサヨナラしましょうね♪