月経カップって知ってる?使い方が分かればとても便利なサニタリーグッズなんです♪
女性の方なら月に1度はやってくる“生理”に頭を抱え、イライラしたり、お腹がいたくなったりと生活を左右されるタイミングがあると思います。
月経ともよばれる生理現象ですが、月経が好きな女子なんて1人もいないんじゃないかって思えてしまうくらい憂鬱な期間です。
女の子は非常に大変な時期を毎月経験しなければいけません。
そんな辛い生理のタイミングに限って、デリケートゾーンがかぶれてしまったり、ニオイが出てきてしまったりと悲しいことって続いてしまうんですよね…。
本当にこういう時って、家から一歩も出たくないし、誰にも会いたくないって思っちゃいます。
しかしながら、女性にとっては避けては通れない道。
生理が来ないということは、子供を授かることができないということと同じなのです。
そのため、いかに生理と上手に付き合っていくかが問題になってきます。
では、どのようにすれば生理と上手に向き合えるようになるのでしょうか。
新しい生理対処法とは?
最近では、通常の生理用ナプキン(使い捨て)やタンポンっといったもの以外にも、様々な生理用品が売られています。
以前ご紹介したことのある布ナプキンなんかも最近、特にオーガニックにこだわりを持っている女性には人気の商品ですよね。
また、不快な生理期間を早く済ませたいと、携帯用ビデを使って膣内洗浄する方も増えてきました。
そんな中でじわじわと人気を集めているのが月経カップと呼ばれる存在です。
聞いたことありましたか?
月経カップって?
日本ではまだまだ知名度の低い月経カップですが、実は海外ではわりと主流な生理用品の一つ。
使い捨てナプキンやタンポンに肩を並べるくらい愛用されている商品なんですよ!
1930年代に開発された月経カップですが、今ではアメリカやイギリス、カナダといった世界各国の女性の味方でもあるのです。
基本的な形状はベルのような形をしていて、少し先がとんがっている物が多いです。
ここは製造メーカーによっても差があるので一概に同じ形とは言えません。
基本的な使用方法はタンポン同様に、膣内に挿入するタイプの生理用品です。
しかし、膣内挿入型のタンポンと圧倒的に違うのは大きさを選ばなければいけない点!
サイズは大体2サイズあり、大か小で分けられます。カップの直径は大体3~4cm程度。
普段から挿入型の生理用品を愛用しているという方や、出産を経験されたことのある方は月経カップの挿入も比較的簡単にできるようです。
ただし、コツはいるので、何度かは練習をした方がいいかもしれませんね♪
月経カップのメリットとは?
日本の使い捨てナプキンは非常に優秀で、肌触りの良いもの、吸収力の高いもの、可愛いパッケージのものなど、沢山の種類が発売されておりますが、そんな点をさし終えてまでも月経カップに切り替える必要はあるのでしょうか。
まだまだ日本では見かけない生理用品なだけに、
「わざわざ海外から取り寄せたのに全然良くなかった…」
なんて悲しいですもんね。
しっかりとメリットとデメリットは抑えておきたいところです。
では、月経カップを取り入れるメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
①使いまわせるのでゴミの削減ができる
②使いまわせるので経済的
③衛生的に経血の処理ができる
④1回装着すれば12時間キープ
⑤かぶれやニオイが軽減できる
このようなメリットが挙げられると思います。
①使いまわせるのでゴミの削減ができる
生理期間中毎日使う物といえば、タンポンや使い捨てナプキンの人がほとんどだと思いますが、案外、毎日取り換えるとなるとゴミの量も多いですよね。
しかも、1個単位でゴミ袋を出すこともできないから、3日間くらいまとめて捨てても、経血のついた生理用品が家の中のゴミ箱にある…そんな環境はあまり気分の良い物ではありません。
そんな悩みを解決してくれるのが月経カップ!
月経カップはカップ内にたまった経血を洗い流して繰り返し使うため、都度ゴミができることもなく、ゴミ袋代も節約できますし、何より家の中に使用済みのナプキンが溢れていしまうという問題もキレイに解決することができます。
②使いまわせるので経済的
先ほども触れましたが、月経カップは交換の度に洗って使いまわすタイプの生理用品です。
洗って使いまわすなんて、これまでの生理用品には無い発想ですよね。
シリコン製のラバーカップなので、1個用意すれば数年はもつと言われています。
大体、基本的には2個以上あった方が使いまわしがスムーズにできるのでお勧めですが、1個でも問題はありません。
例えば、1目目のお風呂上りに月経カップを装着、2日目のお風呂で月経カップを洗浄し、装着…。このような流れで装着サイクルを行えば、1つの月経カップだけで1か月の生理を済ませることができるようになりますよね。
③衛生的に経血の処理ができる
たとえば、同じ挿入型の生理用品であるタンポンでは、8時間以上の装着は禁止されています。これは、挿入されたタンポンに黄色ブドウ球菌が繁殖し、ショック症状が起こりやすくなってしまうからだと言われています。
この病名をトキシックショック症候群(TSS)と呼んでいて、タンポン製造会社であれば注意書きが必ずしてある程重篤な症状がでる病気です。
最悪の場合、死にいたることもあるのだそう…。
一方、月経カップはキレイに洗浄することと、排出された血液が体内とはくっつかないような仕組みになっているので、タンポンよりも安心して使えると言われています。
もちろん、綺麗に洗って使うのが前提のお話ですよ!w
④1回装着すれば12時間キープ
シリコン製のラバーカップなので、長時間使用していても染みてしまったり漏れてしまったりといった心配はありません。(もちろん、装着方法をきちんと守っていればの場合ですよ!)
タンポンの場合は4~8時間程度なのにくらべ、月経カップでは12時間程度も装着している状態をキープすることができるのです。
先ほどもご説明したように、長時間体内にいれていても病気になる可能性が低いというのは嬉しいですよね!
排出された経血が体に触れないような作りになっているので、長時間使い続けていても不快な気分にならないのが嬉しいところだと思います。
⑤かぶれやニオイが軽減できる
使い捨てナプキンのデメリットといえば、経血によってデリケートゾーンのかぶれやニオイ、かゆみといったトラブルがでてきてしまう部分です。これは、経血がデリケートゾーンの雑菌とまざりあって起こってしまいます。
一方、月経カップをしようすれば経血はカップの中に落ち込み、体に触れることはないのでニオイはもとより、かぶれやかゆみといったトラブルも抑えることができるようになります。
やはり、生理といえば、生理痛や腰の重さと言った体の変化だけでも大変なのに、匂いやかぶれといったトラブルも合わさってくると非常につらいもの。
そのため、そういったトラブルは生理期間中だけでも出来るだけ避けて通りたいですよね。
月経カップのデメリットは?
では、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
・挿入時、取り外し時に経血が手につく
・装着に慣れないと失敗する
・手に入れるのが大変
このようなデメリットがあげられます。
やはり、タンポンのようなアタッチメントがない生理用品なので、装着時や取り外しの時に経血がついてしまうのはしょうがないことのようです。
また、手に入れられるのもまだまだネット上でしかないようですね…。そのため、慣れていない人も多く、コツをつかむまでは経血漏れをしてしまうこともあります。
まだまだ課題が山積みなのが現実のようです。
女性の体にとって非常に優しい月経カップですが、やはりデメリットとなる部分があるのも事実です。
しっかりと自分にあう生理用品なのかを確認してから購入するようにしてみてくださいね♪